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Construction

昔話の構成表の参考用です。

昔話のリライト、と言う事で、
◆リライトする物語・昔話を決める。
それから、
  ◆テーマ確定
  ◆資料出し
  ◆構想ー構成
  ◆文章(製作)

という製作手順を踏んでいます。

昔話は基本的に三人称ですから、
最初のセッティングで、主人公を決めて一人称視点を入れる、事を考えました。

それから、
◆テーマ、描きたい事を持つ。
     何を見せていくか決める。
◆視覚的に印象的な場面で構成する。
◆三人称で物語を展開、
 一人称でメイン場面を見せる。

以上の三点を考えました。

基本的に構成表では、
◆キャラクター
 名前・ビジュアル・性格等の設定
◆テーマ
◆イベントの構成
 テーマの構成
 描きたいシーン・セリフ・伝えたい気持ち
、等が書いてあります。

 構成表を見れば、イベントに連動して、
 ここではこうふろう、こう書こう、ここでこんなキャラクター描写を入れよう等の、物語の設計がしてあり、書いてなくてもわかるようになっています。 シナリオを書きながら、話が膨らんで、構成表が変更になる場合もあります。


◆何本か書いた後、「視覚的な場面で構成」出来ても、「視覚的に描写する。」は別物、文章表現力の問題と気がつきました。絵の描写と文の描写の違いにやっと気がついた(笑)。

チュチュチュ。

以下はチュチュチュの構成表(未満)
グリム童話「カエルの王様。」を下敷きに作っているため、
構成自体は、あまりセットしませんでした。
お姫さま=ローザの設定と
チュチュチュたちとどう絡ませるのか?

を、考えています。

  ◆◆◆ チュチュチュ ◆◆◆
      童話をモチーフにする 冒険 新しいコロニーを作りに行く。

  ◇チュチュ 本名チュチュチュ・チュー
    おじいちゃん、おばあちゃんと住んでいる。
    お父さん達は兄弟をつれて、新しいコロニーを作りに行っている。
    チュチュは小さかったので、旅につれて行けなかった。
    ○おじいちゃん お父さんの代わりにいろんな事を教えてくれる。
            人のいい力持ち、いろんな話を知っている。
    ○おばあちゃん コロニーの世話役みたいな人。
            肝っ玉かあさん。
    ○レン     女の子でチュチュのお姉さん気取り。
    ○ポック    友達ー現実的で冷静、批評的で計算高く見られる所も。

◆ シュチエーション・関係
    クルミの木の下のコロニー 土の中の家 寝る所
    森の中 森の仲間
    川縁
    魔法もあります。

◆ 日常・生活の一コマ
    食べ物を取りに行く
    クルミ
    ドングリ
    トウモロコシ
    リンゴ
    インゲン豆

◆ 生態・特徴
    ネズミに近いもの・新種。 魔法使い迄いますから。

◆ チュチュチュ 個々のキャラクター、生活などを面白く。
   クルミの木の下
   家のアップ

これだとイメージワークの段階かな。
イベントまでは、書いてありません。
ローザを決めて、すぐシナリオだったと思います。

話の中では、おじいちゃんがセリフ上で出てきて、レンとポックは出てきているのに名前を出していません。
基本的に、
王様=カールと王女ローザ、カエル魔女、おまけのハインリッヒとチュチュで、
お話が出来る
ようになっています。
三人登場させたのは、チュチュだけだと描写の幅が狭くなるから。

話のテーマは、
 「愛は真実と誤解と錯覚。」です(笑)


無限の鐘。
◆松蔵とたね
◆貧乏な男の生活。
◆無限の鐘。
◆妻についてきてくれと頼まれる。
◆ついてはならない鐘。
◆鬼との対峙。
◆運が良くなって大金持ちに。
◆オヤジの死。
 寺の住職が尋ねてくる。
 俺の死に殻はやらん。といったのかどうか?
◆鬼の夜行。
◆逃亡。
◆死体をさらっていく。
◆妻の寄進
 鐘はつけないように降ろしてある。


◆このお話は、松蔵が無限の鐘をつきに行くまでの心理をメインに考えました。もともと怪奇色の強いお話でしたが、そのためにかなり怖くなってしまいました。
冥界からもどった女。
◇夫婦の戦い

◆斉(せい) 韋会(いかい) 梁朝の陳将軍 田先生
◆殺される
 出産。
 陳将軍。
 幽鬼との対決。
 斉の死。
◆再会
 手紙。 信じられない。 泣く。
 帰る途中の再会。
 不思議な斉
◆田先生
 依頼。
 田先生の了解ー頭を下げる斉。
◆冥府の審判
 冥府への入り口
 冥府の審判
 生死の違い
◆帰郷
 斉の様子


◆書いてある通り、夫婦の戦い、でポイントをどこに打つかを考えたと思います。
処女塚(おとめづか)。
◇◇◇ 前編 ◇◇◇
◆二人の求婚
 娘の気持ち
 鳥に寄せる思い。
  困るーそして智奴壮士への揺れ
◆お互いのライバル意識
 決闘
 止める娘
◆娘ーここから鳥のように連れ去って欲しい。
 葦笛の男に近寄り、それが智奴壮士であるとわかる。
 決して恋をしてはならない相手。
◆二人で鳥を射る事に。
 気が進まないが負けるわけに行かない智奴壮士。
 しかし決まらない。
 一人残る白鳥。
 娘が発見する。
 涙が止まらなくなる。
◆死
◆智奴壮士への別れ。
 ーーーあの人に鳥を殺させてしまった。
 智奴壮士、死の意味を知る。
◆智奴壮士の死。


◇◇◇ 後編 ◇◇◇
◆菟原壮士の怒り。
◆三人の塚。
 年月が過ぎていく。
◆塚の側で旅の武士が宿を取る。
 夜、音がする。
 人をやって調べるが何も無い。
 白鳥を抱く娘を見つける。ー人を待っているという。
 連れて帰る。
◆再び音がする。
 智奴壮士の願い。
 剣を貸す。
 外で剣を握り人を探す男の影を見る。
◆取って返し娘を守る。
 争う男。
 娘の心配そうな顔。
 深い水の中に沈んだあなたを追い求め、今やっとあなたのもとに辿り着く事が出来ました。
 白鳥をはなす菟原処女。
 二人が消える。
◆朝、塚に血がついていた。
 二羽の白鳥が飛んでいった。

◆「処女塚」をモチーフに書いてある作品はたくさんありました。代表的なものを読んだ揚げ句に、最初の記述に近いもので、気持ちの書かれない菟原処女の部分に焦点を当てようとした、と思います。そのため、登場人物三人の心理変化のない後編は付け足しのようになってしまいました。前編でやめるべきだったかも(笑)。
白鳥を二人の接点に、白鳥が菟原処女、智奴壮士、菟原壮士それぞれにどんな意味を持つのか、その点を工夫しました。

飛騨の猿神。

  家仁(いえひと) 佳志野(よしの)
◆迷い込む。
 死にかけて、神仏に頼む。
◆助けられる男
◆もてなしー驚く。
◆外からきた方が珍しいのです。
◆夫婦生活。
◆祭りの準備
 どういう事か?
 猿神
◆生け贄
 猿との対決
 夕刻ー物音がして周りを囲む。
 家仁が飛び出す。
 目の前にいる猿を叩きのめして捕まえる。
 やはり猿であったか。
 1匹がかかってきたが切り捨てる。
 猿を叩いておとなしくするように言わせる。
 他の猿を次々に従わせる。
 ついてこい。
 
◆里のものに神の正体を見せる。
 村人の前で約束をさせる。
 もし今後村や人によからぬ事をするようなら、
 きっと叩ききってやるからそう思え。
 そう言って猿を1匹づつ叩き、はなしてやる。
 足を引きずり逃げていく。
 祠は壊す。
 猿達は二度と姿を見せなかった。
 おびえる村人のために、
 家仁は人を滝の向こうへやり、犬の子を求めて里で飼いふやした。
 家仁は佳志野とむつまじく暮らしました。


◆これは失敗したように思います。ビジュアルで戦いのシーンを強調しすぎたかな?という気持ちが残っています。生け贄にされる男と、その夫を好きになって女にポイントを絞るべきだったような。戦闘シーンについフラフラと行ってしまうあたりが自分の悪いクセ。

若水取り。

 富 親爺様 旦那様
 ◇主人公、奉公先と父から若水を取りに行くよう言われる。
  若水の説明
  ○雪ー水くみが遅れる。
  ○父親とケンカ。
 ◇和尚さんの話。
  ○福ずくの話。
 ◇遅れて田んぼの水を取ってくる。
  ○田から来る水。
◆これは三つの短編を富と言う主人公を軸にまとめました。
 若水取り自体の話が、単純なエピソードだったのが理由です。

 
いばら姫(眠れる森の美女)。
◇◇◇ 前編 ◇◇◇
◆若い仙女の予言。
 ◇王妃の懐妊。
 ◇お祝いの席。
  祝福と呪い
◆紡錘。
 ◇王女の成長。
 ◇十五の日。
  深い眠り。
◆仙女と魔女
 ◇眠りへ、未来へと送り出す。
 ◇いばらよ、王女を守っておくれ。
◆王子と料理長
 ◇義母との不仲。 食人鬼の噂。 外へ出てばかりいる王子。
  ○仙女が消えて、人を喰う鬼が現れるようになった。
 ◇イバラの城。
 ◇料理長から王女の話を聞く。 悪い魔女の呪いで眠っている。
 ◇王女の心を慰めるために毎日たずねる。
 ◇いばらの試練。
◆復活。

◆動き出す時間。
 ◇結婚


◇◇◇ 後編 ◇◇◇
◆食人鬼
 ◇父王の死。
 ◇王女と子供を迎え入れる。
 ◇王子は食人鬼を探しに旅へ。
 ◇別荘へ。
 ◇魔の手。 オーロール。
 ◇料理長の救い。
 ◇ジュール。
  王妃の嘆き。
 ◇王妃。
  再会。
 ◇帰る間際に見つかる。
 ◇王太后の怒り。
 ◇王子の登場。
  人喰い鬼が、母妃の一族とわかり、駆けつけてきたのです。
 ◇魔女の死
  老いた仙女。
  王妃をつかむ。
  王子の剣が、その手を切り落とす。  
  その手は紡錘を手渡した、あの手でした。

◆これは若い仙女と消えた仙女の対立構図、いばら姫(若い仙女)と食人鬼の母(消えた仙女)の対立構図を見るのにイベントを書き抜いたのだと思います。 だたこのお話の問題は、後編になって王子のイベントが料理長のイベントに変わってしまい、王子=料理長だと言うのがわからない?分かりにくくなっているのが本質的な部分でした。完成度と言う視点なら、もう一度構成し直すのがよかったように思います(昔話のリライトで、それをすべきかどうかって問題もありますが)。