三輪初市祭(みわはついちまつり)。

奈良県桜井市三輪、旧磯城(しき)郡大三輪町三輪、恵比須神社の旧正月六日の行事で、現在は二月五〜七日に行われています。

六日の初市相場の行事で名高く、七日には後宴祭が行われ、神楽舞・献湯・御供撒きなどの行事があります。

当日、境内や参道に露店が立ち並び、数万の参詣者を相手に買った買ったと初市気分を見せます。

初市は昭和十六年以後、支那事変に伴う新体制実施に即応して廃されましたが、奈良時代の海石榴市(つばいち)の名残を伝える古い行事と言われていました。

この地の市は、常時立っていましたが年六回と改め、さらに正月六日と盆十三日の二回となったもので、正月の市を「六日市」または「初市」と呼ばれました。

江戸時代末期迄は、全国から一流の商人数百人が詰めかけ、前夜から篝火をたいて市を立て、神託によってその諸物価を定め、六日未明に初市祭を行ってその結果を掲示、また印刷によって全国に配付しました。

この市の発達に伴い、同地には巨商が続出し、中でも布袋屋は代表的な商人で、江戸中期から後期にかけて、勢威を張り、初市の前日に諸商人を招いて新年宴会を開き、その後、「布袋屋市」と称する現物取引の市を行いました。

明治以後は規模が縮小されましたが、廃止当時まで大和国中から数十人の米穀商人が集まり、玄米・糯米(もちごめ)・裸麦・小麦・空豆・大豆・素麺の初相場を立てて発表、これが近郷近在の取引相場の標準とされたそうです。

案内

奈良県桜井市三輪(旧磯城郡大三輪町三輪)恵比須神社
〒633-0001 奈良県桜井市三輪375 0744-42-6432

 
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