お話歳時記

朝顔市とほおずき市、草の市。

入谷朝顔市 七月六日〜八日。

東京都台東区下谷真源寺で行われるお祭りで、東京下町の夏の風物詩となっています。江戸時代から、入谷付近では朝顔が盛んに栽培され、近所の植木屋がこぞって出品していましたが、現在では朝顔作り農家は、千葉や埼玉などの郊外に散ってしまっています。

ほおずき市 七月九日〜十日。

東京都台東区浅草、浅草寺境内で行われる市で、境内にホオズキの鉢植えを売る店が立ろ並び、浅草寺ではこの日に雷除けのお札を売り出します。
 ほおずき市の由来は、源頼朝が奥州征伐の帰り、浅草で軍勢を休ませ、日射病で倒れた兵士にほおずきの赤い実を食べさせて元気づけたという言い伝えによります。
 十日は、浅草寺の縁日「四万六千日」にもあたり、この日お参りすると、四万六千日お参りしたのと同じご利益を受けるといわれます。

草の市 七月十二日。

東京各地では、例年お盆に使う飾り物や盆踊り用品などを売る市が開かれます。古くは十三日早朝が盛んでしたが、しだいに十二日の夜が賑わうようになった。この夜は、町中に早い秋の草や花が積まれ、昔の武蔵野の風情を思い出すところから、いつしか「革の市」と称されるようになりました。
近年は浅草・八丁堀・松屋町・神楽坂・四谷などが賑わっています。