煤払い

「煤払い」は年末・正月を迎えるにあたって、家の内外を大清掃する行事で、「煤掃き」「煤納め」「年の煤」とも言われますが、長野県では「煤掃きの年取り」、青森県では「煤掃き節供」(十二月二十七日)とも言います。

煤払いは単なる大掃除ではなく、年神をお迎えしてお祭りするために家の中を清める、宗教的行事です。

正月事始め、神祭りの始め、物忌みの始めが煤払いでした。

この日は、笹竹や竹ぎおの先にワラをくくりつけた「煤男(すすおとこ)」、「煤梵天(すすぼんてん)」などという道具を使い、家族そろって家中の一年間のすすを落とします。

そのあとは、煤神様に魚や米、野菜の煮付けなどを供えたり、祝宴を開いたりする地方もあります。

江戸時代、徳川幕府は十二月十三日を江戸城御煤納めの日と定めていました。

江戸城内では奥女中らが神棚や城内を清掃し、煤払いを行い、江戸市民もお上にならって、この日に煤払いをするようになりました。

しかし、いまでは十三日に煤払いをしたのでは日がありすぎるので、この日には神棚と仏壇の清掃のみを行い、家の中の掃除は暮れもおしせまってからやるようになりました。

寺院などでは本尊の清掃をすることを、「煤払い」「御身拭式」ともいい、東京目黒の不動尊、浅草観音では十二月十二日に行っています。

また、諏訪市の諏訪神社上社では十二月二十七日、下社では二十八日に行つています。

大晦日には「掃き納め」と言ってその年最後の掃除をし、元日には福の神を掃き出すことになってしまうので、掃除はしないことになっています。

 
 
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