念仏の口止め。

十二月の一定の日に、正月の神様(年神=五穀の豊作を祈る神)は念仏が嫌いだとして、その日にその年最後の念仏を行い、翌年正月十六日の「念仏の口明け」まで念仏を唱えないというしきたりを言います。

十二月十六日に行うところが多いようですが(愛媛県喜多郡等)、地方によって日がこ異なり、兵庫県美嚢郡では十二月十一日に行います。

佐渡では「墓場念仏」という行事があります。

これは、十二月十三日の晩に、鉦を叩き、念仏真言を唱え、三十三ヶ所か五十ヶ所の墓を歩くものです。
この日を正月の事始めとする土地が多いため、これを鉦納めに正月までは仏事を行わない、という意味の行事だそうです。