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十一月の行事ー神様と縁結びのお話。
 
  金屋子(かなやご)祭り。
   「金屋」というのは、鞴を使う踏輔師、鍛冶屋、鋳物師などの職人の総称です。
 江戸や京都では稲荷の信仰が盛んでしたが、中国地方や四国・九州の一部、開東・東北の一部では、金屋の守護神として「金屋子神」が広く信仰されていました。
 「金屋(かなや)神」、「金谷(かなや)神」、「金鋳(かない)神」、「金井(かない)神」とも呼ばれ、鉄に関係する職業の老はみな金屋子神を信仰しました。
 金屋子神は鉱山の神である金山彦と金山姫の子どもで、播磨の国(現在の兵庫県)に降臨したということですが、そののち、シラサギに乗って出雲の国に移り、ここで踏鞴吹きという砂鉄精錬法を伝えたと言われます。
 この精錬法は日本独特の鉄の製法で、砂鉄を原料にし、踏鞴を使って木炭の火力で、おもに刀剣の原料となる鉄の玉鋼を造る方法です。
 金屋子神の祭りは、天から踏鞴が降ってきたとされる十一月の最初の子の日に行われます。
 金屋子神はそれぞれの踏鞴場に分けて祭られるのですが、四本の柱の奥に丸い山が築かれ、これを御神体としました。