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十一月の行事ー神様と縁結びのお話。
 
  霜月祭り。
 

 霜月は旧暦の十一月のことで、霜月祭りは秋の収穫祭の最後を飾るものです。

 日本では、収穫祭はいくつもの段階を踏んで行われます。
 まず最初に行われるのが、八朔(旧暦の八月一日、新暦の九月)に行われる穂懸け祭りです。本格的な稲刈りに先立って、稲を少しだけ刈り取って神前に掛け、未熟な米を焼米にします。
 次に、旧暦八月十五日の中秋の名月と九月のお九日に、初めて出た稲の穂を供える初穂祭りで、収穫祭のひとつとされていますが、芋や豆など、主として畑の作物を供えて神に感謝する畑作の収穫祭でもあります。

 稲の収穫は地方によって差があり、本格的な収穫祭は南の地方ほど遅くなります。東北地方では九月のお九日、宮域県では十月一日が「刈り上げの朔日」、福島県、関東・中部地方では十月十日、中国・四国地方から関東地方までの多くの地方では十月の亥の日の亥の子祭り、十日夜が実際に稲の収穫の終わる刈り上げ祭りとされます。九州地方では、十一月の霜月祭りが本格的な収穫祭となっています。

 霜月祭りは、収穫後の約一か月間の物忌みが終わったあとに田の神を迎えて行われ、これが終わると田の神は山に戻ります。
 石川県のアエノコトのように各家で行われるもの、愛知県の花祭りのように村単位で行われるもの、あるいは京都府のお火焚など、地方によって異なる形をとります。
 霜月祭りの期日も地方地方で違いますが、おおよそ、旧暦十一月、十五日から二十四日頃までの間に催されます。
 北九州では十二月初めの丑の日に行われるため「おうしさま」と呼ばれていて、稲刈りがすんだあとも、一部残しておいた稲の株を主人が刈り取って家に持ち帰り、箕にのせて臼の上に飾り、餅、お神酒、大根などを供えて祭ります。