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八月の行事ーお盆と閻魔様のお話。
 
施餓鬼供養。
  施餓鬼供養。
   死んでも祭る人のいない「無縁仏」や、事故や災害にあって死んで成仏できない「餓鬼」は、人に災害をもたらす特に危険な存在なので、ていねいに祭られます。
 無縁仏や餓鬼を祭るには、「餓鬼棚」という特別の盆棚を作ります。
 兵庫県では、家の外に長さ一メートルぐらいの棚を作り、里芋の葉にナスの刻んだものを供え、左右の花立てにシキミ、ミソハギを飾ります。
 奈良県では、ごぎで樽のようにまわりを巻いて笠でおおいをした棚を作ります。また、篩(ふるい)にハスの菓を敷き、経木を立ててナス、キュウリ、お茶を供えます。
 餓鬼棚は、一般に井戸のそばや屋根の下の雨垂れ落ちに置かれます。井戸のそばに祭るのは、昔、井戸があの世とこの世の通路であると考えられていたからです。無縁仏や餓鬼が井戸から出てきても、祭る人がいないとそこに集まってしまうので、井戸のそばで祭らなければならないとしたのでした。
 寺では、無縁仏や餓鬼を送りだすために「施餓鬼供養」を行います。
 川や掘割が縦横に走る大阪では水死者が多く、その霊を祭るために各川で「川施餓鬼(かわせがき)」が行われますが、特に、此花区(このはなく)の「伝法の川施餓鬼」は有名で、いまでも盛大に供養が行われています。