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七月-羽衣伝説と異類結婚譚。
 
ねぶたー眠り流し。
  ねぶたー眠り流し。
 

 青森市の「ねぶた」、弘前市の「ねぷた」、秋田市の「竿灯(かんとう)」、仙台市の「仙台七夕祭り」は、東北の四大夏祭りで、そのどれもが、七夕の祭りに起源をもっています。
 ねぶた、ねぷたともに、「眠り流し」からきた言葉で、秋の直前に祓いのために形代を流す神送りの行事が、秋からの農作業の妨げとなる夏の眠気を追い払う行事となって発達したものです。
 富山県では七月三十一日にねぶた流しを行いますが、これは、夏越祓いに眠りを流す行事が結びついたものです。おなじような行事は全国各地にあり、東北、関東では「ねぶた流し」それ以外では「ねむり流し」「ねぶり流し」と言うことが多いようです。

 青森のねぶた祭りは、木と竹と針金で歴史上の人物や武者人形などをかたどって屋台や車にのせ、中に灯をともして大勢の人が市中を引き回すものです。
秋田の竿灯は眠り流しとも呼ばれ、太い竹に数本の横木をつけ、たくさんの竿燈をつるして町をかつぎ回るものです。

 農村の眠り流しの行事としては、七夕行事と重なりますが、水浴が行われることが多いようです。
町のなかを流れる川に子どもたちが先を争って飛び込み、遅れた者にはみんなの眠気が集まって、寝坊になると言われます。
青森のねぶた祭りのときの囃子歌に「ねぶた流れろ、豆の葉は止まれ」とあるのは、水浴のときに唱える呪文でした。