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七月の行事ー羽衣伝説と異類結婚譚。
 
七月の民族行事。
七月一日        釜蓋朔日(関東・中部地方)
七月一日頃       半夏生(雑節)
旧暦六月一日      氷の朔日、氷室の節供献氷票(奈良県)氷室繁り(熊本県)
            虫封じの朔日、虫送り(千葉県、青森県など)、蚤送り(宮城県、岩手県など)
            衣替え、山開き、富士詣 川開き、川浸り、カピタリ(茨城県)
七月一日頃       浅間神社お山開き(千葉県)
旧暦六月一日      駒込富士講(東京都)
七月一日〜二十九日   八坂神社祇園祭り(京都府)
七月六〜八日      入谷朝顔市(東京都)
七月七日頃       小暑(二十四節気)
七月七日        七夕 七夕行列(島根県)七夕送り、七夕流し(新潟県、長野県など)
            七日盆 精霊迎え、迎え火
七月九〜十日      四万六千日、ほおずき市(東京都)
七月十三〜十五日頃   盆花迎え、盆棚作り、墓参り施餓鬼供養盆踊り、エイサー(沖縄県)
            アンガマ(沖縄県)盆綱引き盆竃 盆相撲
七月十五日       中元
旧暦六月十五日     川祭り、河童祭り
七月十五日頃      精霊流し、送り火 百八撞(群馬県)柱松、投げ松明(京都府など)
七月二十日       二十日盆 海の日(国民の祝日) 川瀬祭り(埼玉県)
七月二十日頃      土用の入り(雑節) 土用灸
七月二十〜二十七日   津和野祇園祭り・鷺舞(島根県)
七月二十三日頃     大暑(二十四節気)
七月二十四日      地蔵盆
七月二十四〜二十五日  天満宮天神祭り(大阪府)
七月第四土・日曜日   津島天王祭り(愛知県)
七月下旬        隅由川花火大会
七月三十一日〜八月一日 住吉祭り(大阪府)

 
七月の主要なお祭り。

九・十日       ほおずき市               浅草寺 東京都台東区浅草
十六日 一〜三十一日 祇園祭                 八坂神社 京都市東山区砥園町北側
十八日 第三日曜   蓮まつり                古代蓮の里 埼玉県行田市大字小針 
二十日        すもも祭(李子祭)           大國魂神社 東京都府中市苫町
二十二〜二十四日   うわじま午鬼まつり           愛媛県宇和島市 
二十四日 二十五日  天神祭                 大阪天満宮 大阪市北区天神橋
二十四日 第三土曜  よこての全国線香花火大会        横手川蛇の崎川原 秋田県横手市 
二十日・二十七日   津和野砥園祭(鴬舞神事)        弥栄(やさか)神社 島根県鹿足郡津和野町
三十日〜八月五日   黒石ねぷた祭り             青森県黒石市
三十日 最終土曜   隅田川花火大会             隅田川花火大会実行委員会事務局 

 
  入谷朝顔市 七月六日〜八日。
   東京都台東区下谷真源寺で行われるお祭りで、東京下町の夏の風物詩となっています。江戸時代から、入谷付近では朝顔が盛んに栽培され、近所の植木屋がこぞって出品していましたが、現在では朝顔作り農家は、千葉や埼玉などの郊外に散ってしまっています。

 
  四万六千日。 七月十日
   寺の縁日の一つで、千日詣・千日参ともいいます。
一般的には七月十日の観世音菩薩の縁日(功徳日)の事とされていますが、その由来は詳しくはわかっていません。
 この日参詣した者は、四万六千日参詣したと同じご利益や功徳があるという。京都の清水観音で初めて行われ、その後全国に伝わっていきました。
 東京では、浅草寺、護国寺の四万六千日(七月十日)、愛宕神社の千日詣(六月二十四日)、京都では愛宕神社の千日詣(七月三十一日)などが有名です。

  ほおずき市 七月九日〜十日。
   東京都台東区浅草、浅草寺境内で行われる市で、境内にホオズキの鉢植えを売る店が立ろ並び、浅草寺ではこの日に雷除けのお札を売り出します。
 ほおずき市の由来は、源頼朝が奥州征伐の帰り、浅草で軍勢を休ませ、日射病で倒れた兵士にほおずきの赤い実を食べさせて元気づけたという言い伝えによります。
 十日は、浅草寺の縁日「四万六千日」にもあたり、この日お参りすると、四万六千日お参りしたのと同じご利益を受けるといわれます。

  草の市 七月十二日。
   東京各地では、例年お盆に使う飾り物や盆踊り用品などを売る市が開かれます。古くは十三日早朝が盛んでしたが、しだいに十二日の夜が賑わうようになった。この夜は、町中に早い秋の草や花が積まれ、昔の武蔵野の風情を思い出すところから、いつしか「革の市」と称されるようになりました。
 近年は浅草・八丁堀・松屋町・神楽坂・四谷などが賑わっています。

 

那智の火祭り 七月十四日

 

 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町、熊野那智大社で行われる火祭りです。
 火祭りは、火を焚いて神を招き祀る祭礼で、那智の火祭りは、応永年間(一三九四〜一四二七)より行われている祭祀で、扇会式とも呼ばれています。
 七月九日に那智滝の注連縄張り替え行事があり、十二日に扇三十二本を飾りつけた扇神輿十二基の組み立てと、大小二十二本の松明作りが行われます。
 十四日、午前中は、本社で大和舞・田楽・田植舞などがあり、午後は扁神輿が本社から那智の滝前にある飛滝権現へ向かいます。神輿は、飛滝権現から出迎えにきた十二本の松明と途中の石段で出会い、この松明によってあぶり清められます(松明神事)。神輿の動きとともに松明も後退し、飛滝権現に到着した後、祭礼が行われ、神輿は還御します。


  恐山大祭 七月二十日〜二十四日。
   下北半島にある火山、恐山山頂、青森県むつ市大字田名部恐山菩提寺で行われる地蔵講で、俗に「恐山大祭」と言っています。
 恐山は、古くから比叡山・高野山とともに日本三大霊場の一つで、人が死ねば、その霊魂は恐山へ行くと信じられていました。
 祭りに際し、青森県各地から集まったイタコと呼ばれる盲人の巫女が、口寄せを行います。いたこ口寄せとは、霊媒のことで、オシラ祭文を唱えながら呪いをし、死者に代わって様々な話を聞かせてくれるというもので、最近は、信仰の対象としてよりも観光名物として親しまれています。

  津和野の鷺舞 七月二十日、二十四日(観光用)、二十七日。
   島根県鹿足郡津和野町、弥栄神社の祓園祭で行われる舞神事(鷺舞・小鷺舞)で、京都八坂神社の祀園会から天文十一年(一五四二)この地に移されたものだそうです。
 室町時代、祀園会や左義長で、鷺鳥に仮装した風流な囃舞が流行しましたが、津和野の鷺舞はこれに由来したものといわれています。一時、中絶していましたが、寛永二十年(一六四三)、領主の亀井氏によって復活しました。
 白布の単衣に緋縮緬の踏み込み、鷺をかたどつた頭をつけた雌雄二羽が、御輿にお供し、囃子に合わせて羽根を広げたりすぼめたりして舞います。
 鷺は祓園の神が愛した鳥であるといわれています。また、山口県山口市の祀園祭でも鷺舞は行われています。

  相馬野馬追祭り 七月二十三日〜二十五日。
   福島県相馬地方の原町市=太田神社・相馬市=中村神社・小高町=小高神社の三社合同で行われる行事で、藩主相馬氏の祖・平将門が、下総国小金原で野馬を放牧し、関八州の兵を集めてこれを追ったという故事にちなみ、相馬藩では、兵士の調練の一環として放牧馬を囲いに追い込む行事を行っていた事に由来しています。
 二十三日には、三社の神輿が、甲胃姿の騎馬武者数百騎を従えて雲雀ケ原(原町市)に渡御し、馬場清め式の後、古式にのっとった競馬(宵乗り)が行われます。
 翌日は、鎧・太刀・旗指物をつけた紛馬武者が、古式甲胃競馬を行ったあと、花火で打ち上げられる神旗を奪い合って、野原を駆けめぐり、次いで二十五日には、小高神社で野馬がけの行事が催されます。
 境内の竹囲いの中に十数頭の荒馬を追いこみ、白装束の男たちが神馬にする馬を捕らえるお祭りです。

  尾張津島天王祭り 七月第四土〜日曜日。
  愛知県津島市、津島神社・天王川公園で行われる牛頭天王の信仰に基づく津島神社の神迎えの祭礼で、津島川祭り・天王祭・天王川祭りとも言います。旧暦六月十四日〜十五日に行われていました。船渡御や葭(よし)に穢れを移して流す祓えの神事などが有名です。
 土曜日は宵祭りで、神輿が天王川(現在は池になっている)の北の堤に渡り(船渡御)、打ち上げ花火の中を、五隻の楽車船が各船五百にも及ぶ提灯の光を水面に映しながら対岸からお旅所に詣でます。
 翌日の朝は朝祭りで、旧市江村(現在弥生町)から出す市江車と称する楽車船を先頭に、提灯を人形にかえた楽車船が再びお旅所へ渡ります。その際、お旅所近くで、市江車の若者が白布で巻いた鉾を手に水中へ飛びこみ、船より先に泳ぎついて社前に鉾を立てます。
 その鉾の白布から落ちるしずくを口にふくむと、疫病を防ぐことができると信じられているそうです。