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六月の行事ー海と水辺の物語。
 
六月の民族行事。
六月上旬       白根の凧揚げ (新潟県)
六月上旬〜八月上旬  ペーロン (長嶋県)
六月六日頃      芒種(二十四節気)サオリ・サナブリ
六月第一日曜日    壬生の花田植(広島県)
六月十一日頃     入梅(雑節)
六月十四日頃     住吉大社御田植神事(大阪府)
六月二十一日頃    夏至(二十四節気)
六月第三日曜日    父の日
六月二十四日     伊雑宮御田植祭り(三重県)
六月三十日頃     夏越祓い上賀茂神社夏越祓い(京都府)氷川神社茅の輪くぐり(埼玉県)
 
六月の主要なお祭り。

八日 初旬の木〜月曜の五日間 白根大凧合戦          新潟市白根 
十日             漏刻祭             近江神宮 滋賀県大津市神宮町
十四日 六月中旬〜下旬    辰野ほたる祭り         松尾峡 長野県上伊那郡辰野町 
十四日 六月上旬〜下旬    天の川ほたるまつり       JR近江長岡駅周辺 滋賀県米原市
十八日 第三日曜       くも合戦            加治木町福祉センター鹿児島県姶良郡加治木町 
二十日            鞍馬山竹伐り会式        鞍馬寺 京都市左京区鞍馬
二十二日 五月下旬〜六月下旬 水郷潮来あやめまつり大会    前川あやめ園 茨城県潮来市
二十日〜七月十日       毛越寺あやめ祭り        毛越寺 岩手県西磐井郡平泉町
二十四日〜七月二十五日    あじさい祭り          太平(たへい)神社 栃木県芳賀郡益子町
二十五日 六月下旬〜予選、  十月決勝            雑巾がけレース 宇和米博物館愛媛県西予市宇和町卯之町 
三十日 夏越のはらえ     上賀茂神社           京都市北区上賀茂本山
三十日 夏越のはらえ     北野天満宮           京都市上京区馬喰町
三十日            氷室開き(七月一日は氷室の日) 湯湧温泉 石川県金沢市湯桶町

 
  梅雨
 

 春から夏への季節の移り変わりに訪れる長雨を「梅雨」と書き、「つゆ」、または「ぱいう」と読みます。また、梅雨の始まりは特に重視され、「入梅」と言って雑節のひとつに数えられ、六月十一日ごろにあたります。
 梅雨の語源は、ちょうど梅の実が熟するころだからという説と、中国の揚子江流域でもこのころの雨季を梅雨と呼んだためそれが伝わったという説があります。
 また、「つゆ」と読むのは、植物に降りる露からきたという説や、カピによって物がいたむ季節だから、「つひゆ(衰える、なくなる)」という語がなまったという説などがあります。
 湿気が多く、カピが生えやすい時期として、「微雨」という字をあてる場合もあるそうです。
 また、梅雨のことを「五月雨」とも言います。サは田の神、のちには皐月から五月の意味となり、ミダレは「水垂れ」、つまり雨がたくさん降るという意味だそうです、

 昔から稲作を中心に生活してきた日本人にとって、田植え前後の雨は非常に大切なものでした。そのため梅雨が田植えの農事と深く結びついていた事がうかがえるようです。


  郡祭り 六月五日〜六日。
   京都府宇治市宇治蓮華、県神社のお祭りで、「暗闇祭り」とも呼ばれる奇祭です。昔は男女のざこ寝で有名だったそうです。
 県神社は、平等院の鎮守で、祭神は応神天皇の妃、宮主宅媛(みやすけひめ)です。
 祭りは、五日の十七時からの夕御餞(ゆうみけ)ではじまります。
 祭神の父、日蝕使主の子孫と伝える長者氏の宅で大きな御幣をつくり、これを本社に奉持して神霊を移し、翌六日の午前三時頃、猿田彦・膳櫃・獅子頭・神鏡・供箱・御幣・神主の順で行列をつくって、暗闇の中を御旅所に渡御します。
 大幣を担ぐ若者は、昔は裸体でしたが、今は自浄衣を着ています。
 この渡御のお供を三年続けると、どんな願い事もかなうと言い伝えられています。

  百万石まつり 六月十三日〜十五日。
 

 石川県金沢市のお祭りで、加賀藩の藩祖・前田利家が天正十一年(一五八二)金沢城(当時は尾山城)に入城した日(六月十四日)を記念して始められた祭りです。
 戦前は金沢市祭として、利家を祀る尾山神社の祭礼を中心に、加賀獅子舞や奉納相撲などが行われていましたが、戦争により中断。昭和二十六年に「百万石まつり」の名称で復活し、現在では市民総出の祭りとなっています。
 十三日は前夜祭、十四日には呼び物の時代絵巻の百万石行列が見られます。石川門を出た大名・奴・少年武者・婦女風俗などの行列が約五キロの道のりをゆっくりと歩くもので、また加賀鳶の妙技や加賀獅子舞も披露されます。



  チヤグチヤグ馬ッコ 六月十五日。
   岩手県岩手郡滝沢村・盛岡市のお祭りで、古くは旧暦五月五日(端午の節句)に行われていましたが、農繁期をさけ六月十五日に行われるようになりました。
 もとは、馬の安息日として、日頃の厳しい作業から解放してやり、労をねぎらう行事で、金銀紅紫の華やかな飾り付けをした愛馬に、半天姿の男児や振り袖姿の女児を乗せて、馬の神様の蒼前神社に参拝し、安全と健康を祈願し、盛岡市の八幡宮まで約一五キロを行列して歩きます。
 行列の時、飾りの鈴がチヤグチャグと鳴り渡ることから、この祭りをチヤグチャグ馬ッコと呼びます。

  鞍馬竹伐り会(たけきりえ)式 六月二十日。
   京都市左京区鞍馬貴船町、鞍馬寺でのお祭りで、由来は平安時代、大徳峯延上人が鞍馬山で修行をしているところへ、二匹の大蛇が現れ、上人はこの内、一匹を三段に斬りすてましたが、雌の蛇は仏法に従ったので許し、鞍馬山の御香水を絶やさぬよう命じて放してやった故事だそうです。
 鞍馬山の竹伐り会式はこの故事に基づき、八本の竹を蛇に見立てて行われるお祭りだそうです。
 東西二組に分かれた僧兵姿の法師八人が、弁慶そっくりの装束をして、大竹を山刀で三段に切り落とし、堂内に駆け入る速さを競います。東が速いと近江の勝ち、西が速いと丹波の勝ちとなり、それぞれ豊作になるという占いとして有名だそうです。

  伊雑宮(いざわのみや)御田植祭り 六月二十四日。
   三重県志摩郡磯部町、伊雑宮御料田のお田植祭りです。
「おみた」とも言われます。伊雑宮は伊勢神宮の別宮で、古くから行われてきた神宮御田植神事の作法を今なお伝えていることで有名です。
 えぶり指しを先頭に、立入・早乙女(十二〜十六歳くらいの少女)・ささらすり・太鼓打ち・磯子方が御料田に到着すると、まず田の畦に青竹を立て、これを抜いて田の中央に向かって倒す作法があり、この竹を、漁民たちは大漁の守りにするため奪い合います。
 青竹取りが終わると、太鼓・笛のお囃子で、早乙女たちが田植唄を捧げて、大田植えが始まります。