かごめかごめと地蔵遊び。

お地蔵様は人の前に現れる時、小さき僧、童形で現れ、お告げをし、人々を救済します。

お地蔵様自身が子供であり、子供の仲間として人々の側にあります。

柳田国男の「日本の伝説」には、東北の田舎にあった「地蔵遊び」の報告が書かれてあります。

一人の子供に南天の木の枝を、親指を隠して手に握らせ、他の子供が、その子を取り巻いて、ぐるぐる廻って、「おのりやれ、地蔵様」と何回も唱えると、枝を持った子はだんだんお地蔵様になるんだそうです。

「物おしへにござつたか地蔵さま、遊びにござつたか地蔵さま」

そうみんなでおもしろく歌ったり、踊ったりしたそうです。

これがカゴメカゴメの原形で、一種のシャーマニズム、口寄せだとされています。

「おのりやれ、地蔵様」とは、お地蔵さまに中心の子に、乗り移ってください、と言う事で、乗り移られた子供は、いろんな事を口にするようになり、そこで他の子供と問答をし、かつては紛失物を尋ねたりしたそうです。

今ではこんな遊びは無くなっていますが、お地蔵様に答えてもらえるなら聞いてみたい事がたくさんあります。


お地蔵様資料。

◆地蔵真言◆

オン カ カ カ ビ サンマエイソワカ

口奄 訶 訶 訶 尾 娑摩 曳 娑婆訶

◆地蔵三経◆

玄奘訳「地蔵十輪経」

実叉難陀訳「地蔵本願経」

菩提燈訳「占察経」

◆地蔵菩薩に関しての説話集◆

「地蔵菩薩霊験記」

  十一世紀中頃から後半にかけて成立した三井寺(園城寺)の上座、

実睿(じつえい)撰の日本最初の地蔵説話集


「今昔物語集」巻第十七

  「地蔵菩薩霊験記」を典拠としたと言われる説話が多数伝えられています。

  ※このうち、「たまつおやこれたか」の話に記述されている六地蔵が。

   「東寺観智院安祥本」のものと一致し、注目されているそうです。

「沙石集」

   十三世紀後半に成立した。

   絵巻物、掛け軸等はたくさんあります。


◆地蔵和讃◆

  (二つのタイプを発見しました。 他にもあると思います。 出典不明。)

地蔵和讃01

  帰命頂礼地蔵尊

  ものの哀れのそのなかに

  さいの河原の物語

  身に心の堪えがたき

  十より内の幼子が

  広き河原に集まりて

  父を尋ねて立ちまわり

  母をこがれてなげきぬる

  あまりの心の悲しさに

  石を集めて塔を組む

  一重積んでは父を呼び

  二重積んでは母恋し

  なにとてわれらが父母は

  かかる河原に捨ておくぞ

  なさけなき父うえや

  母はいずくにましますぞ

  あけくれいたわりたまいし

  乳房を与え給えかし

  一口飲まば遊ぶべし

  嘆きをやめてなげくまじ

  東に西にかけまわり

  声をはりあげもだえるも

  親と答うる声もなし

  しばし泣きおるありさまを

  地蔵菩薩のご覧じて

  汝が親は娑婆にあり

  今よりのちは我をみな

  父とも母とも思うべし

  深くあわれみ給うゆえ

  大悲の地蔵にすがりつつ

  われもわれもと集まりて

  なくなく眠るばかりなり


 地蔵和讃02

  これはこの世のことならず

  死出の山路の裾野なる

  さいの河原の物語

  聞くにつけても哀れなり

  二つや三つや四つ五つ

  十にも足らぬおさなごが

  父恋し母恋し

  恋し恋しと泣く声は

  この世の声とは事変わり

  悲しさ骨身を通すなり

  かのみどりごの所作として

  河原の石をとり集め

  これにて回向の塔を組む

  一重組んでは父のため

  二重組んでは母のため

  三重組んではふるさとの

  兄弟我身と回向して

  昼は独りで遊べども

  日も入り相いのその頃は

  地獄の鬼が現れて

  やれ汝らは何をする

  娑婆に残りし父母は

  追善供養の勤めなく

  (ただ明け暮れの嘆きには)

  (酷や可哀や不憫やと)

  親の嘆きは汝らの

  苦患を受くる種となる

  我を恨むる事なかれと

  くろがねの棒をのべ

  積みたる塔を押し崩す

  その時能化の地蔵尊

  ゆるぎ出てさせたまいつつ

  汝ら命短かくて

  冥土の旅に来るなり

  娑婆と冥土はほど遠し

  我を冥土の父母と

  思うて明け暮れ頼めよと

  幼き者を御衣の

  もすその内にかき入れて

  哀れみたまうぞ有難き

  いまだ歩まぬみどりごを

  錫杖の柄に取り付かせ

  忍辱慈悲の御肌へに

  いだきかかえなでさすり

  哀れみたまうぞ有難き

  南無延命地蔵大菩薩


◆補記

◆笠地蔵の絵本◆

絵本は見つかりませんでした。

NET上で以下の二つのデジタル絵本があります。

http://www.e-hon.jp/kasaji/kasj0.htm

http://open.tsukaeru.jp/sankoro/ehonmenu1/mukasimukasi.htm

◆お地蔵様の図像◆<

http://www.daigoji.or.jp/ratna/jizo1.html

醍醐寺 地蔵菩薩像

地蔵菩薩像(掛け軸). 絹本著色 鎌倉時代(重文) 縦119.1cm,横54.8cm.

http://www.hasedera.or.jp/h2003/invitation/jizo.html

長谷寺 地蔵菩薩立像 立像 木造彩色 鎌倉時代

http://www.murouji.or.jp/hotoke/jizoh.html

室生寺 地蔵菩薩立像(室生寺金堂) 立像 木造彩色 160,6㎝ 平安時代


http://www.narahaku.go.jp/meihin/cyokoku/024.html

奈良国立博物館

http://dazaifu.mma.co.jp/museum/b11.html

太宰府博物館


日本の伝説 日本の伝説 柳田 国男 (著)
角川文庫版。
新潮文庫版もあります。
近江子ども歳時記...近江子ども歳時記 近江子ども歳時記 ぼくたちの地蔵盆
絵本 埼玉のお地蔵さん 絵本 埼玉のお地蔵さん
大人向けの図鑑に近いと思います。
お地蔵さんの絵本 笑顔あげます お地蔵さんの絵本 笑顔あげます


 
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