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端午の節句と山姥。
凧揚げ節句とペーロン。
  凧揚げ節供。
 

 凧掲げは子どもたちの正月の遊びとして知られていますが、五月の端午の節供の行事としても、子どもの成長を願って全国でよく行われています。
 端午の節供の凧揚げのことを「凧揚げ節供」とも言い、神奈川県相模原市・座間市、静岡県浜松市、新潟県白根市・味方村のものなどが有名です。

 相模原市では15メートル四方、座間市では9メートル田方の大凧で、毎年絵や文字に趣向をこらした新しいものが作られ、多くの青年たちによってあげられています。
 浜松市のものは、浜松祭りの行事のひとつとして中田島砂丘で五月三日〜五日に行われます。
三〜五メートル四方、糸の直径八ミリの大凧がたくさんあがり、互いに競って糸を切り合います。凧は、長男が生まれると母親の堂や親戚から誕生を祝って贈られた初凧です。それを近所の若者たちに頼んであげてもらうのだですが、もし糸が切れてなくなってしまうとその子は早く死んでしまうと言われているので、どこまでも探し、拾ってくれた人には謝礼をすることになっていいます。
 新潟県の中之口川の堤防では、白根市と対岸の味方村の両岸から大きな六角凧が伺十基もあげられ、糸がからむと両方で引っ張り合って勝負します。

◆滋賀県東近江市「八日市大凧」
 http://www.city.higashiomi.shiga.jp/subpage.php?p=1694
◆浜松まつり
 http://kiteen.hp.infoseek.co.jp/takoage.html
◆田原凧まつり
 http://www.taharakankou.gr.jp/maturi/festa3.html


  ペーロン。
   現在では六月上旬から八月上旬にかけて各地で行われる競漕行事のペーロンも、もともとは端午の節供の行事でした。中国で端午の節供に、泊羅に身を投げて死んだ屈原の霊を慰めるために行った舶の競漕行事「竸渡(けいと)」が日本に伝えられて、各地に残っているのです。
 我が国へは1655年、数隻の中国船が長崎港を訪れた際、強風のため出航できなくなったので、海神を慰めて風波を鎮めるためにこの「ペーロン」競漕を港内で行いました。これを長崎の人達がとりいれて競漕を行うようになり、同地の年中行事の一つとなって今日に及んでいます。
 長崎のペーロンは競争が加熱ししすぎて、しばしば長崎奉行によって禁止されましたが、すぐに復活して今日まで続き、三百年余の伝統をもつ行事となっています。