五月の行事ー端午の節句と山姥。
牛方と山姥。
牛方の勘助は、沢山の塩鯖(しおさば)を牛の背に積み、山向こうの大きな村へ売りに行きました。 その途中、高い峠をのぼりきった所で勘助は一人のお婆さんに会いました。「勘助、その塩鯖を一匹くれ。」勘助はなぜ自分の名前を知っているのかといぶかりました・・・。
喰わず女房。
むかしむかし、勘助と言う男がいました。 桶屋をしていましたがケチでケチで、お酒を飲むのは人のおごり。嫁をもらえと言われても、「飯を食わぬ嫁さんならもらうぞ。」と、オウムのように言っていました。 暮れも押し詰まった、ある夜の事です。
桶屋の戸を叩くものがありました・・・。
女房(あば)の首。
むかし、てで(夫)とあば(妻)の夫婦ものがありました。 ある時、てでが帰って来たところ、家の中に鬼がどっかと座っておりました。 そして、あばはどこにもいなかったのです。 鬼は帰って来たてでを見ると、てでを突き飛ばし、外に飛び出して行きました。
着物の切れはしがほんの少し残っていました・・・。
五月のお話。
五月の行事とお祭り。
四月三十日〜五月六日 | くらやみ祭 大國魂(おおくにたま)神社 東京都府中市営町 |
---|---|
五月一日 | メーデー |
五月一・二日 | 春のどぶろく祭り(飛騨一宮水無神社例祭)飛騨一宮水無神社 岐阜県高山市一之宮町 |
五月二日頃 | 八十八夜(雑節)水口祭り |
五月三日 | 憲法記念日(国民の祝日) |
五月三・四日 | 博多どんたく(福岡市民の祭り博多どんたく港まつり) 福岡市 【問】福岡市民の余り振興会 |
四月五日頃 | 清明(二十四節気) |
五月三〜四日 | 博多どんたく(福岡県) 潮干祭り(愛知県) |
五月三〜五日 | 日立風流物(茨城県) |
五月四日 | 国民の休日 五月忌み、女の家、ふきごもり、女の晩、女の天下(愛知県、徳島県、高知県など) |
五月五日 | 子どもの日(国民の祝日)端午の節供(菖蒲湯、菖蒲打ち、印地打ち) 凧揚げ節供(神奈川県、静岡県など)神野山山のぼり(奈良県) |
五月六日頃 | 立夏(二十四節気) |
五月第二日曜日 | 母の日 |
五月中旬 | 三社祭り(東京都) |
五月十四日〜十五日 | 神田祭り(東京都) |
五月十五日 | 葵祭り(京都府)中旬土日をはさんだ一週問 神田祭 神田明神 東京都千代田区外神田 下鴨神社 京都市左京区下鴨泉川町 上賀茂神社 京都市北区上賀茂本山 |
五月二十一日頃 | 小満(二十四節気) |
五月第三土〜日曜 | 浅草三社祭 浅草神社 東京都台東区浅草 |
五月二十五日 | 鶴岡化けものまつり(鶴岡天神祭)鶴岡天満宮 山形県鶴岡市神明町) |
五月二十八日 | 曾我の曽我の傘焼まつり 城前寺神奈川県小田原市曽我谷津 |
五月二十八日頃 | 雨乞い祭り(埼玉県) |