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三月ー花と少女の物語。
 
三月の行事。

三月中旬の土・日曜日 近江八幡左義長(滋賀県)
二月二十五日     お北野梅花祭り(京都府)
三月一日〜十四日   東大寺修二会(奈良県)
三月三日       上巳雛祭り・流し雛(鳥取県、和歌山県)カナンバレ(長野県)山遊び
           田の神の花見(鹿児島県)サニツ(沖縄県)花見正月、
           野辺節供(大阪府、奈良県など)ガンドウチ・雛荒らし
三月六日頃      啓蟄(二十四節気)
三月九日       鹿島神宮祭頭祭(茨城県)
三月十二日      東大寺お水取り(奈良県)
三月十三日      十三参り(三月〜五月の十三日)虚空蔵菩薩十三参り(京都府)
三月中旬土・日曜日  近江八幡左義長(滋賀県)
三月中旬       春ゴト(近攣中国地方)レンゾ(奈良県)
三月十六日頃     社日(春社)(雑節)
           地神降り、地神講、社日参り、社日祭(長野県、大分県、群馬県など)
三月十七〜二十三日頃 彼岸(雑節)
三月二十日頃     春分(二十四節気)春分の日(国民の祝日)
           彼岸会(施餓鬼供養、天道念仏、百万遍念仏)
           墓参り・日迎え・日送り(京都府、兵庫県など)彼岸籠もり(熊本県、鹿児島県)
           万灯火(秋田県)四天王寺彼岸会・塔婆流し(大阪府)
三月三十日〜四月五日 薬師寺花会式(奈良県)

 
三月の主要なお祭り。

二日           (若狭の)お水送り             神宮寺 福井県小浜市神宮寺
一〜十四日        二月堂修二会                東大寺 奈良市雑司町
二月十五日〜三月三十一日 天領日田のおひなまつり           大分県日田市 
三・四日         深大寺(じんだいじ)だるま市        深大寺 東京都調布市深大寺元町 
十二日          東大寺のお水取り(東大専修二会お水取り)  東大寺 奈良市雑司町
旧暦二月十五日      涅槃会 真如堂(真正極楽寺)        京都市左京区浄土寺真如町
十九〜二十一日      遣後温泉まつり               遣後温泉 愛媛県松山市 
二十二〜二十四日     法隆寺お会式(おえしき)          法隆寺 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内
三月三十日〜四月五日まで 薬師寺花会式                薬師寺 奈良市西ノ京町
 

 
  百手式・百手神事・百手祭り 春の祭り。
   悪霊退散の的射の神事で、鬼と書いた的に矢を射かけるもので、一手二本の矢を百手いかけますが、祭りによって違うようです。京都周辺では一月の行事、中国・四国地方では春の祭りとなっています。
 卯の日のお祭りともなっており、五穀豊穰を願う意味も込められているようです。
  二月堂お水取り 三月十二日、東大寺二月堂。
   三月一日から十四日間行われる修二会の中の行事の一つです。
天平勝宝四年(753)二月堂の開祖・実忠和尚は笠置山に参篭した時、夢の中で十一面観音の悔過(けか)の行法を拝みました。これを人間界に移して行おうとしたのが祭りの始めとされています。
修二会は修二月会とも言い、東大寺の僧侶達が、自らの犯した罪穢を二月堂本尊十一面観音に懺悔、同時に国家安泰と万人の豊楽を祈る法会である。
 一日から十四日までの夜、梵鐘を合図に大きな籠松明が練行衆によって、二月堂の廻廊で振り回され、これを「おたいまつ」と言います。群衆は争うようにこの松明から出る火の粉を浴び、厄除けの呪いとします。
「韃陀(だったん)の行法」は十二日の行事の最後にあり、八キロもある籠松明をもって内陣を巡り、床板に投げつけられる荒行です。
  十三日の午前一時半過ぎから、呪師以下練行衆が若狭井に下り香水を汲み取って十一面観世音に供えます。これを「お水取り」と言います。

伝説と限定和菓子が誘う奈良東大寺お水取り
  http://allabout.co.jp/travel/healingtrip/closeup/CU20060212A/index3.htm


  十三参り 三月十三日。 京都市西京区嵐山、法輪寺。
   京都、嵯峨の法輪寺に古くから伝わる有名な行事で、十三歳になる少年・少女が盛装し、福徳・知恵・音声を授かるために参詣します。 法輪寺の本尊虚空蔵菩薩は知恵授けの仏様として古くから知られ、安永年間(一七七二〜一七八一)の昔から伝わっており、虚空蔵の縁日が十三日であるところに由来します。現在では、三月から五月にかけてお参りが行われています。
 当日、境内で売っている十三品(または七品)の干菓子を買って虚空蔵菩薩にお供えし、さらにこれを持ち帰って家族と一緒に食べます。
 お参りをしたあと振り返ると、知恵を返すといって、ご利益がなくなるといわれ、渡月橋までは振り返らずに歩く言い習わされています。
 十三参りは、旧暦三月十三日、現在では四月十三日また、その前後に行われる所もあり、浅草観音(東京都台東区浅草)の十三参りは四月十日に、奈良市の弘仁寺(虚空蔵町)の十三参りは四月十三日に行われています。

  涅槃会。 三月十五日。
   釈迦入滅の日であるとされる旧暦二月十五日、現在の三月十五日に釈迦の徳をたたえて各寺院で営まれる法会を言います。常楽会・仏忌・涅槃講とも言います。
 涅槃会は推古天皇の時、奈良の元興寺で営まれたのが最初で、民間では、この日を「仏の命日」とし、団子や鏡餅等を供えたりする風習がのこっています。
 この日は涅槃図を掲げ、遺教経(ゆいぎきょう)を読誦します。
 涅槃は入滅を意味する梵語で、涅槃図は臨終の釈迦の様子を現わした図です。遺教経は釈迦が弟子に残した最後の経典です。


  二月堂お水取り 三月十二日、東大寺二月堂
   静岡県志太郡大井川町藤守、大井八幡宮で行われる大井川の治水を祈願して始められた行事です。
 約千年の歴史がある古い祭事で、「藤守の田遊び」として全国的に知られる。
 田遊びの能役に当たる未婚の青年は、三月十二日より宮籠りと称する一週間の共同生活を行い、十七日の朝、神主を招じて拝殿内で内的式、外的式をへて、それが終わると宮寵りから解放されます。
 それから、いったん帰宅して入浴した後、再び神社に来て夕刻より午前二時頃まで、三間(約五・五メートル)四方の舞台で、田遊びの能を始めます。

  浅草寺金龍の舞
 

 三月十八日に東京浅草寺本尊の示現会(じげんえ)に奉納される舞です。
本尊の観音像は推古天皇の時代のこの日、隅田川から漁師が一寸八分の小さな観音像を拾い上げたものと伝えられています。その日天から金鱗の龍が舞い降りてきたという故事にちなんで、毎年この日の観音様の縁日に舞が奉納される事となりました。
 浅草寺では四月十日が十三参りです。

  復活祭。 三月下旬から四月中句。 各地キリスト教教会。
   死後三日にしてよみがえったというキリストの復活を祝う祭日で、正式には「御復活の大祝日」と言います。
 復活祭は移動祝祭日の一つで、キリスト受難の聖金曜日から三日日の日曜日で、春分の日のあとの満月の次の日曜日にあたり、太陽暦では三月二十三日から四月二十五日までの間に行われます。

  利休忌。
 

 天正十九年(一五九こ二月二十八日)千家流茶道の開祖千利休は、秀吉の命により自害しました。
 その一か月後れを命日としており、表千家は二十七日、裏千家は二十八日に追善茶会を行います。ともに利休像をかかげ、当主が茶を献じ、社中門弟が茶事をもって供養します。
 調度はすべて利休の遺品が用いられます。

 茶道の千家流には、千家表流・千家裏流・官休庵流の三つがあり。利休の孫である宗旦は、三男の宗左に家を譲って、後庭に隠居所を作りました。この隠居所のあとを継いだのが宗旦の四男、宗室で、宗室は裏千家と称し、本家を表千家と呼ぶようになりました。
 官休庵流(武者小路千家)は宗旦の次男宗守が始めたもので、京都の武者小路に茶室を置いたので、その名があります。

  薬師寺花会式。
    薬師寺金堂の本尊薬師如来のまわりを、梅・桃・椿など十種類の造花で飾る法要です。嘉承二年(1107)、堀川天皇が皇后の病気平癒を祈願した所、無事全快したため、采女に造花十二瓶をつくらせ、これを献じて花会式の法要を行ったのが始まりと伝えられています。
現在、花会式は修二会の中に取り込まれ、献花の儀式のみが残されています。修二会の行法は東大寺二月堂などと同じく、薬師悔過の法によって毎日昼夜六時に勤行を行うもので結願日の四月五日は十九時から、黒・赤・青の三匹の鬼が松明をかざして暴れ回り、毘沙門天に追い払われる鬼追式(おにおいしき)が執り行われます。