星供・星祭。

星供(ほしく)は星祭(ほしまつり)とも言い、真言・天台の密教寺院で行われる、星に息災・増益・延命等を祈る法会です。

元旦・冬至に行われていましたが、現在では二月ニ〜四日の節分に行われる事が多くなりました。

星をまつる風習は、古くからインド・中国にあり、仏教に取り入れられました。

密教の宿曜教には、「この星の属星が善福禍福を司り、上は天神を擁し下は人間を守る。これを礼拝供養すれば福徳円満となり、願望成就、病患速やかに去る」と説かれています。

この行事は奈良時代から行われるようになり、真言・天台系の諸事で星供が行われるようになったのは平安時代以降の事です。

宮中でも星仏と言って、九曜星のうち、その年に当たる星の像=星仏を仏工所をつくり、十二月十三日に奉り、陰陽家がこれを元旦に祭り災厄を祓う行事を行ったそうです。

民間でも京都等では十二月十三日に星仏売りと称して星仏を売りました。

寺で行われる祈祷会の他に、「星を唱う」と称して、七度ずつその名を唱える祭りが行われました。


星供の夜、寺院の堂内に星供曼荼羅を掛け、北斗法を修したり、所によっては護摩をたきます。

その年のあたり星の人は願い事を申し込むとお守りが領布されます。


京都市中京区壬生椰ノ宮町の壬生寺では、節分の法会として星祭を行っています。

厄除星供と言って、厄所開運の護摩祈祷を行い、また星供火伏せの修法を行い、参詣者には、厄除の守、身代わり守を等を授与します。

参詣者は炮烙に自分の姓名と年齢を書いて奉納しますが、この炮烙は、四月下旬の壬生大念仏の時、「炮烙割」という狂言の中で割る慣習になっていて、割ると等年の災厄が飛散すると言われておいます。

また割れたカケラを屋根にのせておくと火伏になるとされ、井戸に入れると水が澄むと言われています。


兵庫県宝塚市の中山寺でも節分には星祭祈祷祭会も盛んな行事で、福火焚きを行い、宝塚歌劇団生徒を福娘に芸能界の有名人や名士を福男にして福豆撒きが行われます。


新潟県長岡市の千蔵院では、開運星祭の祈祷も有名で、正月二十一日から一週間行われ、節分の夜は結願の豆撒式が行われます。



 
 
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