オリオン座の伝説。

オリオン座のギリシャ神話は蠍座の伝説で書いてしまったので、それを見てください。

オリオンの神話。

オリオン座はバビロニアではメロダック王と呼び、聖書ではニムロデとあるそうです。

スカンジナビアでは巨人オルワンデルとし、この星座を神・国王・巨人・武人などと見ているそうです。

オリオン座には三つの星があり、蠍座にも三つの星があります。

蠍座とオリオン座は約170度離れているため、夏には蠍座の三星が見え、冬にはオリオン座の三星が見える事となり、どちらか一方が見え始めると、どちらかが沈んで行きます。


中国の伝説には、ケンカをする兄弟の話としてあります。

昔、高辛氏(こうしんし)に二人の子がありましたが、兄弟で争いを起こし、ついに剣を取って戦いはじめてしまいました。

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そこで天子は、兄を商の国にうつして、辰(しん)の星(蠍座の三星)を司らせ、弟を大夏(たいか)の国にうつして、参(しん)の星(オリオン座の三星)を司らせる事にしました。

この伝説から、「辰商協わず(しんしょうかなわず)」と言う言葉が出き、友人等が久しく会わないことにも例えるようになりました。

同じような伝説が日本にも残っています。

かごかつぎ星(蠍座の三星)が酒ます星(オリオン)の店で酒粕を買って、その代を払わないため、いつも追いかけられている、というものがあるそうです。


また、首狩りで有名なボルネオのダイヤ族では、オリオンに織り姫と彦星のような話があります。

ペガサスの大方形を天の米倉の星とし、バライと呼びました。

その娘が地上に住むラファーンという男を好きになってしまいました。

そして、娘はラファーンを天に連れていき、夫婦になるのを許され、天上で暮らす事となりました。

ところが天上では、人間の世界とイロイロとならわしが違い、そのつど、妻となった娘が教えるのですが、ラファーンはついつい忘れてしまうのでした。

天上では飯を一つぶずつ針で刺して食べるのですが、初めの酒盛りの時、ラファーンはつい園事を忘れて地上で食べるのと同じように手づかみで食べてしまい、妻の父、バライを失望させてしまいました。

ラファーンはがっくりしましたが、妻に励まされ、あくる日から仕事に出かけました。

ラファーンの仕事は野に出て木を切り倒す仕事でした。

天の木を切るには斧をその根の所に刃を向けて置くだけでひとりでに倒れました。

人間の世界のように決して斧を打ち込んでも倒れないのでした。

妻はラファーンに繰り返し繰り返し、斧の刃を木に向けて置くのですよと教え送り出しました。

しかし、ラファーンは天上の野を歩くうち妻の話を忘れてしまい、木に斧を打ち込んでしまいました。

天上の木は傷をつけてもすぐ元通りになってしまい、一日かけてもラファーンは一本も木を倒す事が出きませんでした。

三日目にバライがやって来て、ラファーンに木の切り方を教えました。

ラファーンは最初のうち、バライの言う通りにして木を切っていましたが、いつの間にか。また斧を打ち込みはじめてしまいました。

天上の野の木々は怒り、ついにバライが切り倒した木がラファーンめがけて倒れてしまいました。

そしてラファーンの腕をもぎ取ってしまったのです。

ラファーンはすっかりおびえてしまい、地上に戻りたいと妻に頼みました。

仕方なく、赤子を抱えた妻は、泣く泣く豆のつるを地上までのばし、ラファーンはそれを伝って地上に帰ったのです。

その後、ラファーンは無くなり再び星となって天に昇ったと言う事です。


オリオンの三ツ星は非常に目を引くためか、イロイロなものに例えられています。

羊飼いの杖、剣、はかり竿、三人の神、王、狩人等と見ました。

日本ではこの三ツ星を、親孝行の息子が、病の蓋親をかついでいる姿と見て「親かつぎ星」「親孝行星」「天秤棒星」等と呼んでいるそうです。

インドでは、この星をフミヤー(矢)と呼び、またバンギ(天秤棒)と言って、同じように親孝行の息子の伝説を伝えています。

昔、インドにダシェルタという王があり、宮殿の側にため池を掘らせました。

しかし、池開きの式をやらないうちに、一人の若者が天秤棒をかついで、池から水を汲みはじめたのです。

それを見た王は、大変怒り、すぐさま矢を持って来ると、その男に矢を放ち、殺してしまったのです。

王が素性を調べさせると、その若者はサンワンと言う評判の若者でした。

両親が目の光を失ったため、いつも天秤棒にカゴをつけ、両親をかついで歩き、この日も両親が咽を渇かせ、水を求めため、そばにあったため池から水を汲んだのでした。

王はその事を知ると後悔し、自分で水がめに水を汲んでサンワンの両親の所に運び、深く詫びました。

それから、三つ星は、サンワンの天秤棒が空に昇ったものと伝えられるようになったと言う事です。


 
 
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