天秤座の神話。

メソポタミアの時代、乙女座は麦の穂(スピカ)、天秤座は女神アナトの持つ「死の天秤」とされ、ギリシャ時代に入ると、乙女座の正義の女神ディケのもつ天秤と言われるようになりました。


女神アナトは、カアナン、今のイスラエル近辺の古い神話に出て来る女神で、メソポタミアの他の土地シュメールのイエンナ、アッシリアのアシュタルトと関連を持っているとされています。


一般に神話には、豊穣儀礼をもとにした神話があります。

神、又は女神が死んで、その救出に他方の神々が向かう。

そして連れ戻すか、連れ戻すのに失敗して、一年の中に冬がやって来る。

何ヶ月かの冬の後、再生の春が訪れ、世界が復活する。

そんな死と再生の物語があり、どれも豊穣の女神が関係していて、ギリシャのデメテル、エジプトのイシスの物語も、同様の物語です。


女神アナトもバアルという植物の生長を司る雷神の妹であり妻でした。

バアルは、冥界の王モトの挑戦を受け死んでしまいます。

アナトは、冥界に下りモトと対決し、夫を取り戻し、復活させます。

そしてバアルは、七年後に蘇ったモトを倒すのです。

この神話が乾期と雨期を意味しているそうです。


女神アナトはイシス同様、非常に協力な魔力を持つとされ、自由に地上と地下(冥界)を行き来し、この神話以後にもさまざまな形で登場しています。


さて、アナトが使ったこの「死の天秤」。

死者の心を裁くのに使った正義の天秤の事だそうです。

(どの部分で出てくるのかわかりませんでした。)


ただ、本来の天秤座の由来は、三千年ほど前、天秤座の位置にちょうど秋分点があり、昼と夜を等しくしたから、とされています。


 
 
Google
Web pleasuremind.jp